September 2013
最近「ミュージシャン」のことを「アーティスト」と、色々な場面で言っているが、全く別物だろう。
日本語に訳すと、ミュージシャンは音楽家。アーティストは芸術家だ。
歌を歌う人が芸術家? 楽器を演奏する人が芸術家? 意味がわからん。
そもそも、ミュージシャンという言葉さえ幅が広すぎる。
クラッシック、ジャズ、ポップ、ロック、レゲエ、ヒップホップ… 音楽1つでもかなりの種類がある。
それがどう転べば「アーティスト」になるのか、言い出した人に聞いてみたい。
音楽に限らず、その道で生きている人、その仕事人には、しっかりとした名が付けてある。
そして、その名で呼ばれる為に 皆その道で苦労してやっている。
画家・大工・漁師と名前を上げればキリがないが、その生き方を表すのが、その名だと思う。
それがテレビ等を見ていると、ミュージシャンをアーティストと紹介して、そのミュージシャンもヘラヘラとバカ面して、自分の事をアーティストと言っている。
くだらない。
逆に周りが勝手にそのジャンルを決めるのも良くない。
たまにあるのが、全然パンクでもないバンドが、見た目が少し奇抜なだけでパンクバンドなどと言ったりする。
その分野の人しか分けられないような事まで、さもわかった風に言ったりするのも失礼だ。
例えば料理の場合で言うと、中華料理でも広東風だ、四川風だなんだと中華料理でも多種多様にある。
それを広東風なのに、四川風中華料理人と紹介するようなものだ。
その分野で生きていないにも関わらず、知った風に決めるより、中華料理人と言うぐらいにしておいた方が良い。
話はそれたが、その人の生き方や職業ぐらいはつまらない和製英語にせず、しっかりした名で言った方が良いと思う。
ちなみに自分を表わす名は【ロックンローラー】だ。
2013年9月 KAZU